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2014/10/01(水)「人見知り」

2014/10/01(水)「人見知り」

人見知りは生後7ヶ月から1歳くらいまでに見られる、乳児の精神発達上重要な通過ポイントの一つです。人見知りが見られるまでは誰彼と無く周囲の人に笑顔を振りまいてくれます。これも大事な発達上のポイントです。

現代のような文明社会よりも圧倒的に長い間、人間は原始時代の野生生活に近かった時期を過ごしていましたので、その頃の習性は今の人間にも色濃く残っています。生まれて間もない赤ちゃんは非常に弱い存在ですので、周りのどんな人にも愛想を振りまいて助けてもらわないといけません。3ヶ月頃から6ヶ月頃までは目が合うとニコニコしてくれますが、それは自分の身を守るためでもあると思われます。

生後7ヶ月頃になると最も親密に世話をしてくれる人(母親)を見分ける能力が付いてきます。これが人見知りです。母親(時に父親も)以外の人が近づいたり、視線を合わせたり、抱っこしたりすると泣くようになります。逆に人見知りが見られない乳児は人を見分ける能力が育っていないとも言えます。

子供は泣いてしまうと診察で得られる大事な情報が減りますので、診察する時にはなるべく泣かれないように気を付けています。人見知りの頃の子供を診察する時は視線が合うと子供は泣きますので、なるべく視線を合わせないようにしています。素知らぬ顔をして聴診器を当てると、医者は自分とは無関係と思ってくれるらしく数秒間は泣かずにすむことがよくあります。

2014-10-01 15:53:00

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